« STM32 Primer2 U17レギュレーター死亡 | トップページ | GPSモジュールをテストする »

STM32 Primer2 レギュレーター死亡(その後)

長らくブログの更新をお休みしてしまいました。理由は、本業のトラブル対応で死にそうな日々だったのと、ネタ切れ状態の2つでした。。。

今回は、「STM32 Primer2 U17レギュレーター死亡」の後日談でつなぎをさせていただきます。何とか修理はできたのですが、拡張コネクタのピンを剥がしたりで満身創痍です。
ネタ切れは相変わらずでして、恥を忍んで今回のネタとさせていただきます、、、

レギュレーターの代替品選定

お亡くなりになったU17レギュレーターは、3.1V出力で、LCDバックライトとオーディオチップ(3.1Vと2.8Vの2電源)に電源を供給しています。アマチュアが手軽に利用できる(単品で部品を購入できる)お店では3.1V出力のLDOを発見できなかったため、3.3V出力のLinear Technology LT1129-3.3をマルツさんで購入しました。オーディオチップは3.3Vまで許容しているため耐圧的には問題ありません。

絶縁用のポリイミドテープ購入

故障したU17(L6928D)を引っぺがして、跡地にLT1129を搭載します。既存の配線パターンにLT1129の端子がショートしないようにポリイミドテープ(半田の熱に耐え、かつ絶縁性が高いテープ)を下地に張って、その上で空中配線を行いました。マルツさんで3Mのポリイミドテープを販売しているのですが、8000円近い代物でちょっと手が出ません。色々と探すとAmazonでお手ごろな製品が見つかりました。私が探した際は、中興化成工業さんの製品が一番安かったのですが、今ではもっと安い製品がありました。

PolyimideTape

Amazon恐るべしです。ポリイミドテープはオフィス用品として売っているようですが、そのうち、電子工作パーツもAmazonで買えるようになったりして(Arduinoはすでにスイッチサイエンスさんの出展品が買えます)。

レギュレーターの交換

ここからが難関でした。空中配線になるため、拡張コネクタの2番ピン(GND)にLT1129のグランド端子を半田付けして固定しようとしたのですが、うまく半田付けができず、ピンの間隔を広げて半田付けしやすいようにしようとした際に、1,3番ピンをパターンから剥がしてしまいました。今のところ使う予定がない点が不幸中の幸い、、

無残な写真を以下に示します(バッテリーは大容量品に交換しています)。ねむいさんのぶろぐの修理方法を真似たのですが、腕の差が歴然です。

LODrep

部品交換中はJP3のショートピンを抜いてバッテリーを切り離していたのですが、半田コテが拡張コネクタの電源ピンに触れた際に火花がパチッと。いやな予感が。。。
なんとかLT1129を固定して電源を入れると、起動しません。MCUなどに電源を供給しているメインのレギュレーター(U9)の出力電圧を測ると0Vです。もうひとつのレギュレーターもしっかりと壊してしまいました。

U9は2.8V出力になっており、やっぱりぴったりはまるLDOは見つかりません。LT1129の出力は700mAあり、Primer2全体を給電する余力があるため、U9もひっぺがして、LT11291個で全体を給電することにしました。MEMSなど主要な部品のデーターシートを見ると、3.3Vでの動作は問題なさそうです。

上記の措置で何とか復活したのですがひとつ問題がありました。バッテリーの電圧監視にMCUのADCを使っているのですが、リファレンス電圧が2.8Vから3.3Vに上がってしまうため測定値が狂ってしまいます。対策として、CircleOSのcircle.hで定義しているVDD_VOLTAGE_MVを3300に変更することで問題を回避しました。

おわりに

なんとか動いていますが、かなりのつぎはぎ状態です。そもそもPrimer2を買った目的はGPSモジュールの実験ですが、まだ果たせていません(GPSモジュールは、実は買ってあります)。もう1個新品を買おうかと思っているのですが、現状のレギュレーターだとまた壊しそうです。stm32circle.comのkown issueを見ると、次ロットからレギュレーターの入力保護をつける予定とあるため、次ロットが出回るまで待とうかと思っています。秋月さんやストロベリーリナックスさんで一時期売り切れ状態になっていたため、ひょっとして新ロットになっていないかしら。

« STM32 Primer2 U17レギュレーター死亡 | トップページ | GPSモジュールをテストする »

STM32-ARM」カテゴリの記事

コメント

管理者様

突然のコメントにて失礼致します。
当方、STM32マイコンをテーマにしたホームページ(http://miqn.net)を制作・運営いたしております川内と申します。
このホームページははSTM32マイコンを題材に、開発環境の構築方法やRTOSの利用方法を解説しているホームページです。もともと書籍として刊行する予定で執筆しておりました原稿の一部をホームページで無償公開しております。また関連する動画も掲載中です。
インターネットで検索を致しておりましたら、貴ホームページにSTM32に関する記事が掲載されているのを拝見いたしました。ご迷惑でなければ相互リンクをさせていただきたく、このメールを差し上げた次第です。
勝手ながらこちらのリンクページには、先だって貴ホームページへのリンクを掲載させていただきました。ご迷惑であれば削除させていただきますのでお知らせください。
http://miqn.net/node/38
リンクを掲載いただけます場合には、「STM32マイコン徹底入門」というホームページ名をアンカーテキストとして、「http://miqn.net」にリンクを設定いただけますと幸いです。
勝手を申しまして恐縮ではございますが、是非ともリンクをお願いいたしたく、よろしくお願いいたします。

miqn.net管理人
川内康雄


リンクのご連絡ありがとうございました。

実は、川内様のwebページをつい先日拝見しまして、すごい内容だと思ったところでした。こちらからもリンクさせていただきましたので、よろしくお願いいたします。

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« STM32 Primer2 U17レギュレーター死亡 | トップページ | GPSモジュールをテストする »

2017年2月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28        
無料ブログはココログ